2004年06月21日

幼少時の映画鑑賞

最近、気がつくと観たいと思っていた映画をわんさか見逃すようになってきて、自分の健忘症ぶりが嫌になる今日この頃。前はもっと頻繁に映画館に行っていたのに。

といって思い出すのが、子供の頃はよく映画館に連れて行ってもらっていたなぁという事なのですが、これがどう考えても子供のためにセレクトされたとは思えない作品の数々。

産まれてから1番最初に映画館に行って観た作品は、おそらく黒澤明の「影武者」です。この頃わたくし、若干4歳くらいです。これ以降この映画を観た事は1度たりとも無いのに、未だに最後のシーンが忘れられず・・・というか、4歳のわたくしは、ラストシーンの死体の山々を観ながら、映画館でひっそりとひきつけを起こしておりました。

その直後、今度は産まれて初めてアニメ映画を鑑賞しにいったのですが、それが竹宮恵子の「地球へ・・・」という作品で、環境破壊・資源の枯渇などで病んだ地球を旅立ち、すべての人間が衛星都市で機械によって生命管理をされて・・・みたいな話なんですけど、4歳児の頭には何がなにやらさっぱりわからず、「とりあえず、地球ではそのうち生きていけなくなるらしい」ということのみインプットされ、映画館でひっそりと絶望感に暮れておりました。

極めつけは、鈴木清順の「ツィゴイネルワイゼン」です。こんなもん、4、5歳の子供にわかるか!こういう作品を子供に観せようとする親の愛情に目頭が熱くなる思いですが、お子様の上層教育には確実によろしくないです。

その後も実写版の「はだしのゲン」を鑑賞し、三国連太郎の鬼気迫る演技と、原爆投下後のあまりの壮絶シーンに気を失いそうになり、その後3ヶ月間くらい飛んでる飛行機がすべて戦闘機に見え、震えが止まらなくなるというプチノイローゼに悩まされたりもしました。

そんな映画生活を続けていたので、たまに子供思いの心優しい親戚に「キタキツネ物語」などに連れて行ってもらうと、どうも物足りなく、子供ながらに「けっ!刺激の少ないゆるい映画だぜ!」などと思うようになってしまったのでした。ひゃっほう。

Posted by TG5 シノ at 17:17 | DIARY

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