2000年01月01日
時計じかけのオレンジ

1971年のキューブリック作品。キューブリックお得意の、音楽に合わせた字幕、カラフルな背景の展開で映画は始まります。そして次の瞬間映るのは、この上なく凶悪で残虐で最低最悪、なのにこの上なく痛快でかっこいい面をした主人公アレックスの顔一面。そしてカメラを後ろに引いていくと・・・。このオープニングで心つかまれてしまったら、もうこの映画からは逃れられませんねぇ。
インテリア、ファッション、音楽、カメラワークなどに対する異常なこだわりは、もちろん相変わらずなのですが、どれをとっても毒々しくド派手で悪趣味。
そして気になるのは、物語の間中そこはかとなくただようホモなムード・・・。男同士の会話、視線、仕草のみならず、サブリミナル効果のようにかすかに映るオブジェなどにも、そんな妖しげなムードを感じます・・・。
そんな、毒々しい悪趣味さ加減とホモさ加減(?)が相乗効果でさらにカルト的雰囲気を作り出しております。
何の罪悪感も持たずに、悪行の限りを尽くしてきたアレックスはその後、犯罪・暴力が全くできないように精神意識を矯正されますが、矯正後の生ける屍状態の無残な姿が強烈に脳裏に焼き付いて離れません。トラウマになりそうです。
そして最後のセリフ「I was cured all right.」。元に戻ってよかったね・・・って、戻ったの?どういう意味で戻ったのだー?あぁ・・・わからない・・・。
【時計じかけのオレンジ】
監督・脚本/スタンリー・キューブリック
キャスト/マルコム・マクドゥウェル、パトリック・マギー etc・・・
1971年作品
Posted by TG5 シノ at 13:16 | CINEMA
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